僕はまだ野球を知らない
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【書評・感想】「僕はまだ野球を知らない」から考える人生論5選

非根性論度★★★★★。熱血スポ魂マンガに飽きている方にオススメです!

アイウチ

writter アイウチ 2018/05/02

いつも、我がスタッフブログに

ご訪問いただきありがとうございます。

アイウチです。

 

このシリーズも第5弾。

 

約4ヶ月ぶり、書評ブログです。

 

※書評という性質上、ネタバレ注意なのと、

感想は個人の見解ですので、ご了承ください。

 

エントリー作品は、前回に続いてマンガ本、

僕はまだ野球を知らない」です。

 

■評価

非根性論度:★★★★★

こんな方にオススメ:熱血スポ魂マンガに飽きている方

オススメしません!:熱血スポ魂マンガ命!な方

 

■主要登場人物

宇佐智己:浅草橋工業高校、物理教師。野球部の新人監督

 

■あらすじ

野球未経験であり、極度の運動音痴にして、

データオタクである主人公・宇佐。

 

前任の監督が、

糖尿病で緊急入院したことがきっかけで、

突然、野球部の監督に就任することになります。

 

ノックもできない彼は、考えた末、

セイバーメトリクスと呼ばれる

野球の統計学とITを駆使した練習方法や作戦を提案。

 

弱くても勝てる野球を目指していきます。

 

■見所

統計学(データ)を活用することで、

少しずつ部員の実力があがっていくプロセス。

 

部員から「机上の空論」と揶揄され、

最初はまったく相手にされなかった宇佐が

結果を出すことで信頼を勝ち取っていくプロセス。

 

ズバリこの2点でしょうか。

 

特に、統計学(データ)の

活用の仕方が鬼・本格的です。

 

グラウンドに、金属探知機・画像解析・

赤外線センサーを導入し、選手の動きをデータで丸裸に。

 

投手に関しては、

リリースポイント・球の回転軸・

回転数・変化量から、

初球ストライク率・初球球種。

 

打者についても、

体格別のフォーム・打球角度・

打球の速さ・動体視力・周辺視。

 

守備についてもぬかりなく、

守備範囲・反応速度・送球の速さまで。

 

それ以外にも、相手校の監督の

性格・作戦タイプや、審判の判断基準にも

統計学を当てはめていき、試合中も全選手に、

相手ポジションの観察担当を命じる徹底ぶりです。

 

弱いチームが甲子園を目指す

というストーリーは、野球マンガの王道ですが、

本作品では、根性論は一切なし

 

今のITやデータ社会を極限まで反映した

アプローチが最大の見所だと思われます。





一見、荒唐無稽にも見える設定ですが、

アメリカのプロ野球・メジャーリーグでは

すでに統計学を使ったチームマネジメントが行われ、

実話を元にした映画「マネーボール(主人公はブラピ)」

まで公開されています。

 

そんな異色な野球マンガ「僕はまだ野球を知らない」から、

私なりに考えてみた人生論を以下に5つあげます。

 

1.深堀経験は大人のキャリア構築にも役立つ

宇佐が得意分野(統計学)を野球に応用したように、

自分が深堀りしてきた経験は異分野に移植することで、

また新しい可能性を生み出したりするものなんですよね。

 

深堀経験については、

過去記事「【発見】子どもの「やる気スイッチ」をONにするメカニズム

でも触れているので、よろしければどうぞ。

 

2.「見える化」大事!

本作品で、守備に苦手意識を持っていた選手が、

自分の守備データが平均以上であることを知って

自信をつけるシーンがあります。

 

つまり、定量的なデータで

能力を見える化することは、

客観的な判断に役立つように思いました。

 

3.主観的な思い込みは可能性を奪う

2.の裏を返せば、

得意不得意どちらにしても、

誤った思い込みは正しい努力の機会を奪い、

可能性をつぶすことになるかもしれません。

 

ちょっと怖いですねー。

 

4.変化は反発を起こすもの

宇佐が統計学(データ)の活用をした時、

部員から反発を受けたシーンが好例。

 

そもそも前例のないことは、

従来のやり方に慣れ親しんだ人にとっては、

ストレスでもあります。

 

だからこそチャレンジの価値があるわけですが、

そもそも、変化への反発って、

我々の基本的な性質のように思います。

 

「無謀か改革か?」は

結果のみぞ知るところではありますし、

できる限り、居心地の良い状態を守りたいのが

人の心情ってものです。

 

そう考えると、

変化への反発自体は、良い悪いではなくて、

そういうものだと捉えると

少しだけ冷静に対処できる気がしませんか?

 

何か新しいことを提案する立場になる時、

とどめておきたい真理です。

 

5.「結果」は何よりも自信になる

部員たちが統計学(データ)の活用を受け入れた要因。

 

大前提は、宇佐の熱意に他ならないのですが、

やはり、その効果を実感したことが大きいでしょう。

 

結果が出れば、嬉しいですし、

さらに上を目指したくなります。

 

このサイクルを生み出したことが

監督としての宇佐の一番の功績かもしれません。

 

もちろん、日常生活においては、

目指す結果が出るまで時間がかかることもあります。

 

その場合は、期間を区切って、

小さな目標をいくつか設定するのがオススメです。

 

小さくても、結果が出れば、

さらに上を目指したくなるサイクルは

生み出せますからね。





実は本作品。

2巻までしか出版されておらず、

続巻中です。

 

この先、どんな苦難と喜びが待ち受けているか?

定かではありませんが、

行く末が楽しみな作品であることは間違いありません。

 

本は、色んな刺激を私に与えてくれます。

 

そして楽しめるだけでなく、

人生を変えるきっかけになる

学びや気づきがあればさらに幸せですね。

 

それでは次回もお楽しみに。。。

 

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