監査役 野崎修平
お仕事の話 , プライベート

【書評・感想】「監査役・野崎修平」から考えてみた仕事論5選

熱血度:★★★★★。誠実でまっすぐに生きたい方、オススメです!

アイウチ

writter アイウチ 2017/12/29

いつも、我がスタッフブログに

ご訪問いただきありがとうございます。

アイウチです。

 

今日はスーパー久々の書評ブログです。

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例によって、

書評という性質上、

ネタバレ注意なのと、

感想は個人の見解ですので、

ご了承ください。

 

さて今回のエントリー作品は、

監査役 野崎修平(集英社)」。

 

ご覧の通り、サラリーマン漫画です。

 

主人公の役職は監査役。

 

なんと監査役。

 

課長でも、部長でも、社長でもなく、

監査役。

 

監査役って、聞いたことありますか?

 

▼wikipediaより転載

会社経営の業務監査および会計監査によって、違法または著しく不当な職務執行行為がないかどうかを調べ、それがあれば阻止・是正するのが職務である。

 

まぁ、一言で言うと、

経営陣がきちんと仕事しているか

株主の代わりにチェックする役目です。

 

「身近に監査役なんていない!」

「監査役の話なんか面白いの?」

という方も多かろうかと思います。

 

しかしこれだけ企業不祥事が

メディアを賑わせ、

コンプライアンス(法令遵守)が叫ばれる時代、

ますます存在感が高まる要職。

 

一読の価値ありです!

 

■評価

熱血度:★★★★★

こんな方にオススメ:誠実でまっすぐに生きたい方

オススメしません!:斜に構えて生きたい方

 

■主要登場人物

野崎修平:あおぞら銀行監査役。

京極雅彦:あおぞら銀行頭取。

武田真吾:あおぞら銀行専務。

 

■あらすじ

舞台は、ちょっと古いです(2000年前後?)。

 

バブル崩壊後の

不良債権処理で苦しむ

大手都市銀行・あおぞら銀行。

 

銀行再建に向けて、

支店の統廃合や

人員刷新を進める中、

野崎は、40代にして

下町の支店長から監査役に大抜擢されます。

 

一方、利用価値のなくなった

古参の経営陣を遠のけ、

野崎のような若手を登用することで、

自分の地位をより強固な

ものとしようとする京極頭取。

 

しかしその思惑とは裏腹に

野崎は、生来の誠実さを武器に

行内の不正を徹底追求し、

頭取を追い詰めるのでした。

 

■見所

京極頭取のバックには、

首相やら総会屋やら暴力団が暗躍し、

銀行内では、

不良債権飛ばしや不正融資も横行。

 

そんな京極頭取と

一切の妥協を許さず、

会社の浄化を目指す野崎のガチバトル。

 

そこに次期頭取の座を狙う、

武田専務をはじめとする

複数の取締役たちが

バトルロワイヤル式で足を引っ張り合う

ベタなエッセンスが絡み合い、

なんとも香ばしい読み応えとなっています。





そんな大人の醜い争いを描いた

「監査役 野崎修平」から、

私なりに考えてみた仕事論を以下に5つあげます。

 

1.直言は、勇気の賜物

相手の欠点や悪いところを指摘するのは、

なかなか勇気がいること。

 

それが目上の人間や権力を持った方ならなおさらです。

 

たとえ煙たがられても

信念に基づいて発言・行動できる人こそ

組織の改革を導けるのでしょう。

 

2.人間は矛盾の生き物である

一方で、信念に基づいて正論をのべれば

人がついてくるというものでもありません。

 

そこには、感情や欲望という要素が左右し、

結果として、矛盾も起こり得ます。

 

「清濁併せ呑む」という言葉もあるように、

リーダーは、人間の持つ矛盾性を踏まえて

物事を判断していく必要があるのだと思いました。

 

3.ネガティブな発言にも価値がある

世の中、未来志向で明るいタイプの人が重用されがちです。

 

もしネガティブな発言をすると

「空気が読めない奴」と言われたり、

抵抗勢力とみなされてしまう場合もあります。

 

しかし、不良債権のように、

過去の清算なしに前進できない状況下では、

ブレーキをかけるような、

一見、ネガティブに感じる発言にも

大きな価値があるように思います。

 

4.誰のための事業か?忘れるべからず

大きく複雑な組織というのは、難しいですね。

 

ついつい視野が狭くなり、

部署や個人の利害にとらわれる傾向にあります。

 

他部署や他人どうこうではなく、

社会やお客様にどのような価値を提供できるか?

という視点で

志高く自分を律し、

発言・行動できるようにしたいものです。

 

5.無欲の勝利はある

実はこの物語、

野崎本人はそのつもりがないのに、

最終的に監査役から頭取にのし上がります。

 

野崎の愚直な改革心に共感した

行員やメディア、当局などの信頼を得ての結果です。

 

「フィクションだろ!」

という点を差し引いても、

仕事って、信頼の総量で決まるところありますし、

私利私欲のない無欲の状態が

逆に評価を高めることは

正直、あるよなぁ、と思いました。





この「監査役 野崎修平」。

 

私のインフルエンサー力

ないし先見の明が功を奏し、

ついに実写ドラマ化される運びとなりました。

 

WOWOWにて、

2018年1月14日(日)夜10:00放映。

 

主演、

織田裕二(キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!)

 

共に正義を追求する

熱血漢の生き様を見届けようではありませんか!

 

「監査役 野崎修平」非公認インフルエンサー/アイウチ