師
お仕事の話

20代の実質の師匠、Iさん

センチメンタルシリーズ第2弾!「Mr.ビーン(ローワンアトキンソン)」のモノマネが得意な元・上司の話。

アイウチ

writter アイウチ 2017/11/20

いつも、我がスタッフブログに

ご訪問いただきありがとうございます。

アイウチです。

 

前回「20代の心の師匠、Aさん

という記事をあげたら、一部で結構反響がありました。

 

今回は実質の師匠、

Iさんについても書いてみます。

 

私が約10年以上前在籍していた

広告代理店の上司(部長/男性)です。

 

制作部門が売上に貢献するための要件や

職人気質の組織をまとめるための動きなど、

数え切れないほど色々なことを教えてくれました。

 

今の自分を振り返ると、

Iさんに受けた影響が大きいことをあらためて感じます。

 

ルパンばりにひょろ長いIさんは、

初めて会った時からよく喋る人でした。

 

寡黙で内向的なタイプが多い制作職には珍しく、

トークもプレゼンも冴え渡る方で、

よく「Mr.ビーン(ローワンアトキンソン)」や

長渕剛のモノマネをして、みんなを笑わせていました。

 

頭が常に高速回転しており、

わずかな情報で次々と面白いアイディアを繰り出すので、

同僚と一緒に

「とんでもない人が入ってきたな」

と話し合ったものです。

 

いわゆる天才肌のクリエイターって奴です。

 

上司だからといって偉ぶることもなく、

なにより話のはやさが好きでしたね。

 

ある時

「制作の生産性を高めるために

協力会社を積極活用するディレクター集団になる」

という会社方針に変わった時は、

すぐ組織コンセプトや新体制を掲げ、

1週間もしない内に運用をスタートしてしまいました。

 

急激な新体制運用にともない、

毎日のように湧き上がる副作用についても

報告や提案をすれば即座にジャッジしてくれたので、

すごくやりやすかったです。

 

当時、創業30年前後。

 

良くも悪くも安定していた会社でしたが、

ベンチャー企業のような

高揚感を味わわせていただきました。

 

一つ忘れられないエピソードがあります。

 

新規で取引が始まったばかりの

大口クライアント企業との関係が

うまくいっていないという噂が流れました。

 

毎週、入稿すべき広告が

先方の要求に応えられず、

担当営業も制作も終電(時には徹夜)で修正が続く状態。

 

何かできることがないかと思い、

「人が足りないなら、自分にも手伝わせてください」

と申し出たところ、

「アイウチさん、その言葉を待っていましたよ」と。

 

正直、その時身震いした記憶があります。

 

Iさんは、その仕事を私に任せたいと考えていたが、

私が自分の殻を破るよう、

みずから言い出すまで待ってくれていたことを知ったからです。

 

「やらされ感で任せてもいい仕事はできませんから。

僕は待つタイプなんです」

 

天才肌で自分の直感で動く方だと思っていたので、

Iさんを見る目が大きく変わった瞬間です。

 

以来、私はみずから進んで

仕事を取りに行くようになりました。

 

Iさんも、どんどん責任ある仕事を任せてくれました。

 

今思えば制作として、幅が広がった時期だったと思います。

 

居心地も良かったその広告代理店には7年勤めました。

 

その後、新しいチャレンジをしたいと思い、

退職の意思を伝えた時にいただいた言葉もまさに同じ反応。

 

「いつかそう言うと思ってましたよ。

本当は止めなければいけない立場なんですが、

ぜひ頑張ってください」

 

常に私の意思を尊重し、

見守っていてくれている存在でした。





今日の一言は「絆」。

 

これまでを振り返ると、AさんやIさんだけでなく、

色々なことを教えてくれる仲間が

常に身の周りにいることに気付かされます。

 

これからも

出会った方の絆は大事にしていきたいですね。

 

それでは次回もお楽しみに。。。