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NHK大河ドラマ「真田丸」有働アナのナレーションを分析

脚本の面白さ、キャストの好演とともに注目される有働アナのナレーション。魅力の秘密とは。

ねこやま

writter ねこやま 2016/04/01

NHKの大河ドラマ「真田丸」の視聴率が好調のようです。私も毎週見ています。

三谷幸喜さんによるコメディ要素たっぷりの脚本や、堺雅人さん、草刈正雄さんたちキャスト陣の熱演が人気の要因と言われていますが、ドラマ冒頭のナレーションを評価する声もあります。

ナレーションを担当しているのは、NHKの有働由美子アナウンサー。平日朝の情報番組「あさイチ」のキャスターとしてもおなじみのベテラン女性アナウンサーです。

有働アナのナレーションの魅力はどういったところにあるのか分析してみたいと思います。

 

まず、大河ドラマのナレーションに求められる要素とはどういったことでしょうか?

1 言葉の聞き取りやすさ

そもそもナレーションは、ストーリーを説明するためのもの。言葉が聞き取りやすいというのは最低限の条件です。聞き取りにくいナレーションでは、ナレーションを入れる意味がありません。

2 ドラマの世界観にマッチした語り

ドラマの冒頭部分に入るナレーションは、ナレーション自体がドラマの一部。そのため、ドラマの世界感を壊すことなく、ドラマに自然につながっていく読みでなければなりません。したがってニュースのように情報を正確に伝えることに主眼をおいた読み方ではなく、ドラマの雰囲気を意識した語り口調であることが求められます。

3 重厚感

これは大河ドラマナレーション特有の要素と言ってもいいでしょう。ドラマの性質上、重厚感はどうしても欲しい要素です。しかし、ナレーターが女性の場合は、ある程度年齢を重ねた人でないと重厚感を出すのは難しいでしょう。

以上の3つの要素が重要であると私は考えます。

有働アナのナレーションは上記の要素を満たしているでしょうか?

1 言葉の聞き取りやすさについて

やはりNHKのアナウンサーだけあって、聞き取りやすい読みに関してはプロ中のプロ。こちらについては全く問題ありません。

2 ドラマの世界観にマッチした語りについて

有働アナのナレーションは落ち着いた口調ながら、いわゆるニュース調の読みではなく、語り口調のナレーションで、ドラマの世界観にマッチしているといえます。こちらも問題ありません。

3 重厚感について

有働アナの声はまだ若々しく円熟味を帯びてはいません。欲を言えばもう少し重厚感が欲しいところです。ただ、有働アナは現在47歳。この年齢で重厚感を出せる女性はなかなかいませんので、年齢を考慮すれば上出来と言えるレベルでしょう。ということでこちらもOK。

 

このように有働アナのナレーションは、大河ドラマのナレーションに重要な3つの要素を全て兼ね備えていることが、高い評価につながっていると考えられます。

以上、(自分のナレーション技術については棚に上げ)ナレーションに関してちょっとだけ詳しい一視聴者として分析してみました。