マネーの話

大学医学部と文系学部の学費の差額は何年で取り返せる?後編

お金がないと医学部には進学できないの?

ねこやま

writter ねこやま 2016/03/29

今回も前回に引き続き、大学医学部と文系学部の学費の差額約1,600万円をどのくらいで取り返せるのかシミュレーションしていきます。

前回は、医師と会社員がそれぞれ20代で得られる収入を比較し、医師の収入が450万円リードしたところで終わりました。前回はこちらから

引き続き30代の収入を見ていきます。

 

<会社員>

30代の平均的な年収として400万円で計算します。

<医師>

30代の平均年収は、大学病院勤務の場合は約600万円、民間病院勤務の場合は約1,000万円だということですので、ここでは間をとって800万円で計算します。

すると収入は下の表のようになります。

 

年齢(歳) 会社員年収(万円) 医師年収(万円)
23~29歳合計 2,250 2,700
30 400 800
31 400 800
32 400 800

合計

3,450

5,100

 

32歳の時点で収入は、会社員3,450万円、医師5,100万円となり、医師が1,650万円リード!

医学部と文系学部の学費の差額1,600万円は32歳で取り返せるという結果になりました。

 

その後、医師と会社員の収入格差は広がり続け・・・、

生涯賃金は、会社員が約2億5千万円、医師が約4億3千万だということです。

ここまで格差が広がると、もはや学費の差額どころのスケールではないですね。

やはり医師は収入の面からみても魅力的な職業。でも私立大学医学部どころか国立大学の学費すら支払えない場合は、医師になる夢を諦めるしかないのでしょうか?そんなことはありません。条件を満たせば学費の支払いが免除される大学があります。

 

防衛医大

卒業後9年間自衛隊で勤務すれば学費は無料。ただし、それ以前に退官した場合は学費の支払い義務が生じます。

在学中は毎月約11万円の手当が支給されます。

(条件を満たせば学費はタダ。そればかりか在学中にお給料がもらえちゃう。)

 

自治医大

入学時に学費の貸与契約を結び、卒業後に返済。卒業後9年間、指定された病院(主に医師不足の地域)で勤務すれば学費の返済が免除されます。

(こちらも条件を満たせば学費は実質タダに。)

 

医学部の学費を捻出できない場合は上記のような大学を目指すという方法もあります。経済力はなくても優れた頭脳さえあれば、医師になることは可能なのです。