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定年後の生活費はいくら必要?今から始める老後計画

定年後の生活費はいくら必要?今から始める老後計画

この記事の早わかり要約

  • 最低限確保しておきたい、定年後の生活費は夫婦二人で毎月22万円です。 
  • 退職金や年金は、現役時代の職種によっても異なりますので、早いうちからしっかりと老後の生活設計を立て、貯蓄に励むことが豊かな老後生活に繋がります。 

定年後の生活費 考えていますか?

今、働き盛りの20代30代の人たちも、サラリーマンならいつか定年退職のときがやってきます。

 

とはいえ、家のローンや子どもの教育費など支出は増えるばかり…。実際は「定年後の生活費まで考える余裕なんてない」という人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし、老後貧困に陥らないためにも、今からしっかりと定年後の生活費を考える必要があるのです。 では、一体、定年後の生活費は毎月どれくらい用意しておけばいいのでしょうか?

 

最低限確保しておきたい定年後の生活費は、夫婦2人で平均毎月22万円

老後夫婦2人で暮らす場合、ひと月当たり最低限いくら必要かは様々な試算があります。「15万円あればなんとかなる」という人もいれば「30万円は必要だ」という人もいるでしょう。

 

住む場所や生活水準によっても違いがでるので、一概には言えませんが、 生命保険文化センターによると、老後のひと月当たりの最低日常生活費は平均22万円という結果になっています。

 

もちろんライフスタイルにより必要な支出額は変わりますので、現在の生活費を100として、70~80%程度を目安として考えるとよいでしょう。

 

定年後の生活費の内訳シミュレーション

総務省の「定年前後のライフステージにおける1世帯当たり1か月平均の消費支出の費目別内訳」を元に算出してみると、費目別の内訳は次のとおりになります。

 

<内訳>

食費 67,542円

光熱・水道 23,002円

家具・家事用品 10,162円

被服及び履物 7,787円

保健医療 14,652円

交通・通信 33,457円

教育 317円

教育娯楽 28,958円

その他消費支出 56,879円

 

消費支出計 242,756円

 

実際にシミュレーションしてみると、先で述べた22万円よりも少し高い金額となりました。また、家賃については持ち家(ローン完済済み)と賃貸では金額が大きく異なりますので、その点も考慮しておきましょう。

 

また、単身者の場合も見てみましょう。 総務省から公開されている60歳以上の単身世帯の家計収支データから60歳以上単身世帯の平均支出を算出してみます。

 

≪60歳以上(単身世帯)消費支出 月平均 -2015年-≫

・食費:36,378円

・住居:14,467円

・光熱・水道:13,327円

・家具・家事用品:5,263円

・被服及び履物:4,756円

・保健医療:8,344円

・交通・通信:13,537円

・教養娯楽:16,643円

・その他の消費支出:36,175円

 

合計:148,890円/月

 

単身者でも月々約15万円ほどの金額が必要になるようです。

 

 

定年後、ゆとりある生活をしたいなら、最低限の生活費プラス10~15万円が必要

定年後は自由になる時間が増え、今まで出来なかった趣味や旅行をしたり、孫へのプレゼントを買ったりしたいものですよね。

 

もし、ゆとりある生活をしたいと考えているなら、最低限の生活費プラス10~15万円ほど用意しておくと安心です。自分が理想とする老後の生活水準を、大まかでもいいのでイメージしてみると毎月の必要額が具体的に見えてきますよ。

 

また、現役時代の職種によって、年金や退職金などの老後に受け取れる金額は異なります。今のうちに自分が老後に受け取れる予定金額を調べておくと、老後までのおおよその準備資金を想定することも可能になります。

 

物価上昇が定年後の生活費を脅かす

忘れてはいけないのは、国の目指す「物価上昇」です。これまで説明した金額はあくまで今現在の数字であり、物価上昇については考慮していない単純な計算によって算出されたものです。

 

しかし、今の20代~30代の方が老後を迎えるのは何十年も先の話。それまでの間に、物やサービスの金額が値上がりしていくことが想定されます。

 

では、物価上昇した場合の生活費はどのように算出すればよいのでしょうか?電卓で簡単に計算できますので、以下の手順で試してみてください。

 

【毎年1%の物価上昇、毎月の生活費25万円、老後までの期間が30年の場合】

①数字のキーで「1.01」を打つ (1%の物価上昇とは、物の値段が1.01%になることを意味します。物価上昇率が2%なら「1.02」、3%なら「1.03」になります。)

②「×(かける)」を2回打つ

③数字のキーで「25」を打つ (生活費が20万円なら「20」、30万円なら「30」)

④「=(イコール)」を30回打つ (老後までの期間が20年なら「20」、40年なら「40」)

 

計算すると、「336,962円」となります。

 

この数字が、今25万円で買えるものが、今後1%ずつ値上がりしていった場合の30年後の値段です。

 

このように、物価の上昇によって25万円が33万円にもなってしまうので、老後の生活費を算出する際には、物価の上昇を考慮するようにしましょう。

 

定年後の生活費について、少しはイメージすることが出来ましたか?早いうちからしっかりと老後の生活設計を立て、貯蓄に励むことが、豊かな老後生活を送る第一歩になるでしょう。

 

遠いと思っていた定年後の生活を少しは思い描くことができたでしょうか?さらに詳しく、定年後について考えたいという方は、下記記事もあわせてご覧ください。

老後の生活費の実態は?老後資金、どうやって貯めればいいの?

 

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おさらい

  • 最低限確保しておきたい、定年後の生活費は夫婦二人で毎月22万円です。
  • 退職金や年金は、現役時代の職種によっても異なりますので、早いうちからしっかりと老後の生活設計を立て、貯蓄に励むことが豊かな老後生活に繋がります。

(最終更新日 : 2018年11月15日)

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