保険

逓増定期保険とは何?経営者でなくても知っておきたい保険

この記事の早わかり要約

  • 逓増定期保険は法人向けの保険で、次第に保障金額が増えていくのが特徴です。
  • 保険料の一部を損金計上できる逓増定期保険は、法人税の負担軽減という大きなメリットがあります。
  • 社員の退職金の財源としても有効ですが、加入の際は、会社の状況や解約のタイミングをしっかりと見極めることが大切です。

逓増定期保険とは

逓増定期保険は法人向けの保険です。逓増という意味は“次第に増える”という意味で、この場合増えていくのは保障金額(死亡保障)です。

 

逓増定期保険は死亡保障があるので、万一のことがあったときに備えて加入するという意味もありますが、その他の加入目的として、税金の軽減という側面もあります。ではなぜ、逓増定期保険が税金の軽減になるのでしょうか?

 

逓増定期保険が税金の軽減になる理由

逓増定期保険の保険料一部を損金として処理できます。

 

保険料のどの程度、損金処理できるかは保険期間により設定されます。保険商品によって、全損(全額損金)、半損(半分損金)、1/3損等のパターンがあります。

 

貯蓄をしながら損金計上ができるので、法人税の負担減へと繋がるのです。これが逓増定期保険が税金の軽減になる理由です。

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退職金の準備ができる

逓増定期保険は、一般的な保険に比べ、早い段階から返戻率が高くなるのが特徴です。解約返戻金が貯まるピークを過ぎると、徐々に減っていき、満期を迎えるとなくなります。

 

解約返戻金のピーク時に、社員の退職時期を設定しておくと、保障目的だけでなく、社員の退職金の財源としても活用することができるのです。そのためにも、解約のタイミングをしっかり計画立てておくことが大切です。

 

経営者の万一にも備えられる

事業が拡大していくに従って、経営者に万一のことがあった場合のリスクも大きくなります。もしものことがあった場合、企業の信用度が落ちて融資を止められ、経営がうまくいかなくなるということもあるかもしれません。

 

その点、保険に加入していると、万一のときの助けになりますし、役員や社員の給与の支払いが滞る心配も軽減されます。

 

しかし、今後赤字になる可能性のある会社やキャッシュフローの悪化が懸念される会社にとっては、リスクの大きい保険とも言えるので、加入の際には注意が必要です。

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※本記載は、2018年3月現在の税制に基づく一般的な取扱について記載しています。税務上の取扱が税制改正などで変更となることがありますので、ご注意ください。また、個別の取扱等につきましては、所轄の税務署などにご相談ください。

 

おさらい

  • 逓増定期保険は法人向けの保険で、次第に保障金額が増えていくのが特徴です。
  • 保険料の一部を損金計上できる逓増定期保険は、法人税の負担軽減という大きなメリットがあります。
  • 社員の退職金の財源としても有効ですが、加入の際は、会社の状況や解約のタイミングをしっかりと見極めることが大切です。

 

 

(最終更新日 : 2018年3月13日)