2017年1月1日より開始する、新たな税制『セルフメディケーション税制』についてプレスセミナーを開催
2016年11月29日(火)プレスセミナーにて講演を行いました。
2017年1月1日より開始となる新制度への期待と活用に関して、それぞれの分野での講演が行われました。
新制度の名前は『セルフメディケーション税制』です。
新制度を利用すると、薬局やドラッグストアなどで販売しているOTC医薬品(一般用医薬品)を購入した際にかかった費用に対して、総所得金額等から控除が受けられます。
“セルフメディケーション税制の活用”についての講演では、保険のビュッフェのファイナンシャルプランナー丸山明仁FPが登壇いたしました。
■従来の医療費控除との違いと共通点
医療費控除には、従来の”医療費控除”と“セルフメディケーション税制”があります。
申請方法には、共通することが多くあります。(図:1) 2つの税制を比べると、従来の医療費控除よりセルフメディケーション税制の方が、控除対象額の下限が低いことが大きな違いの1つです。
セルフメディケーション税制は下限額が1万2,000円と低いので、今まで従来の医療費控除には満たなかった方も利用できる可能性があります。(図:2)
■医療費控除の特例利用は、どちらかしか使えない!?使い分けのポイントは?
講演内では、控除利用イメージについて詳しく紹介いたしました。
そして制度利用で注意しなくてはならないのが、医療費控除とセルフメディケーション税制は同時に利用できないという事です。
どちらの制度を利用するかは、控除対象額がポイントとなります。(図:3)
■当日の講演内容
1.ご挨拶
日本一般用医薬品連合会 会長 三輪芳弘氏
2.セルフメディケーション税制の目的と期待
厚生労働省医政局経済課 課長補佐 阿部 幸生氏
3.セルフメディケーション税制の認知・活用意向に関する生活者調査報告
株式会社アンテリオ リサーチディレクター 小森谷 祥明氏
4.セルフメディケーション税制の活用に関する紹介
保険のビュッフェ/ファイナンシャルプランナー 丸山 明仁氏
5.セルフメディケーション税制の取り組みについて
日本OTC医薬品協会 理事長 黒川 達夫氏
新制度は、2017年1月1日より開始されます。
この機会に新しい制度を理解し上手く活用することで、家計の節約に繋げましょう。