保険

「身の丈に合った保険」って、どういう状態?

 

保険も他の買い物と同じ。保障が大きいほど、当然、保険料の負担は大きくなります。それが身の丈に合った保障ならいいですが、その人が必要とする以上の保険に入っている場合、必要過多(=ムダ)な保険と言えるかもしれません。

 

そうならないためにも、まずは保険に入る目的を明確にしましょう。必要な保障額を知ることが合理的な保険選び、保険料節約の第一歩です。

 

なぜ、保険はムダを意識しにくいのか?

ムダな出費。光熱費、食費、娯楽費については、比較的イメージしやすいですよね。

 

  • 「今月は、エアコンをつけっぱなしにしてしまった」
  • 「外食ばかりしてしまった」
  • 「洋服を買い過ぎてしまった」

 

もちろんたまには、気がゆるんだり、ぜいたくをする時もあるでしょうが、身の丈以上のお金の使い方をしてしまうと、たいてい「来月は気をつけよう」と使い道を見直したくなるものです。

 

一方で、保険の記事や宣伝で、よく「ムダな保険」とか「保険料の節約」といったワードが登場しますが、みなさんはどのように、ご自身の保険について考えていらっしゃいますか?

 

生命保険の場合、内容がわからないまま、勧められるままなんとなく加入して、そこから、自動的に毎月決まった額が銀行から引き落とされているという方もいるのではないかと思います。

 

家庭によって必要な保険も保障も違うので、支払っている保険料が多いのか少ないのか、それとも適正なのかが具体的にイメージしにくいものですよね。

 

もしかして必要以上の保障かも?こんな人は要注意

「ムダな保険料」よくあるケース

ひとつひとつ見ていきましょう。

 

独身で両親や兄弟を養っているわけでもないのに、高額の死亡保障に入っている

まずは、残された家族に迷惑をかけない程度の整理資金(葬式代やお墓代)を用意しましょう。それ以上の保障が必要かどうかは家庭の状況を踏まえて決めると良いでしょう。

 

団体信用生命保険と通常の生命保険に二重に入っている

住宅ローンを組む時に入る団体信用生命保険。もしすでに通常の生命保険に入っていれば、保障内容が重複しているかもしれません。

 

保障つきの学資保険と通常の生命保険に二重に入っている

子どもの教育費を確保するための学資保険ですが、中には親が亡くなった時の保障がつくものもあります。もし親が、すでに通常の生命保険に入っていれば、こちらも保障内容が重複している可能性があります。保障内容を確認してみましょう。

 

すでに子どもが独立しているのに、高額の死亡保障をつけている

子どもが自分で稼いでいるのであれば、万が一の子どもの生活費や教育費まで保障する必要はないかもしれません。整理資金(葬式代やお墓代)や配偶者の生活費の確保に重点を置きましょう。

 

複数のクレジットカードにやたら保険をつけている

「多ければ多いほど安心」という気持ちもわかりますが、あまりつけ過ぎも収支のバランス上、問題です(クレジットカードについている保険は、日常のケガを補償する傷害保険であり、死亡保障ではない点注意です)。

 

かなりわかりやすい例をあげましたが、共通するのは、他の買い物と同様、必要としている以上のものを確保している点。当然、保障が厚ければ厚いほど保険料の負担は大きくなります。万が一に備えるために、今の生活に負担がかかってしまっては、何のための保険かわかりませんよね。

 

しかし、必要な保険は各ご家庭の考え方によって異なります。上記に当てはまっても必ずしも必要以上だと言い切れない場合がありますのでご注意ください。

 

必要な保障額がわかれば「何がムダか?」がわかる

必要な保障額がわかれば「何がムダか?」がわかる

では、どのようにしたら保険料を節約できるのでしょうか?

 

保険のビュッフェのFPは、保険に入る目的を明確にし、必要な保障額を知ることだと言います。

 

必要な保障額の計算方法(死亡保障の場合)

残された家族が必要なお金—残された家族が受け取れるお金=必要な保障額

  • 残された家族が必要なお金(葬式代、お墓代、住居費、生活費、教育費など)
  • 残された家族に入ってくるお金(貯蓄、残された家族の収入、遺族年金、退職金、弔慰金など)

 

もちろん、これらは家族構成や進学コース、収支、ライフステージ(結婚、出産、住宅購入、退職)などで変わります。

 

 必要な保障額を過不足なく確保する保険が、ピッタリの保険です

いずれにしても、必要な保障額を知れば「保障が多すぎるのか?」「足りないのか?」が見えてきますね。あとは、必要な保障額を過不足なく確保するという条件で保険をピックアップすればいいのです。

 

とはいえ、ご自身に必要な保障額を算出し、数十社ある保険会社の中から、ピッタリの保険を選ぶ作業は、そうカンタンではありません。

 

「保険に詳しいプロに相談する」、これも「保険料節約」のひとつの方法です。

失敗しない保険の相談相手の選び方

 

おさらい

保険も他の買い物と同じ。その人の身の丈以上の保険に入っていると、保険料の負担は大きくなります。保険に入る目的を明確にし、必要な保障額を知ることが、保険料を節約する第一歩です。

 

(最終更新日 : 2017年12月4日)