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定期保険とは?種類と特徴をわかりやすく解説

定期保険とは?種類と特徴をわかりやすく解説

この記事の早わかり要約

  • 定期保険は、終身保険よりも保険料が割安で、大きな保障を得られることが特徴です。
  • 定期保険には、逓減定期保険、収入保障保険、長期平準定期保険、逓増定期保険等、様々な種類があります。
  • 種類が多い定期保険ですが、加入を検討する場合は特徴を理解した上で、自分や家族のライフプラン、目的に合わせたものを選びましょう。

定期保険とは

定期保険と一口に言っても、その種類は様々です。ここでは、定期保険の種類とその特徴について詳しく説明していきます。

定期保険は、その名の通り、一定の期間内のみの保障となります。一般的な定期保険は更新型と全期型があり、更新型は更新時に保険料の再設定があります。また、更新の際に保障額を減らすこともできます。

全期型は保険期間満了時まで同額の保障で同額の保険料が続きますが、加入当初の保険料は更新型よりも高くなります。

定期保険を終身保険の特約として付加するメリット

終身保険を主契約とし、その特約として定期保険を付加することもできます。終身保険は一生涯の保障が得られることの他にも、資産形成機能があるという側面もあります。
一方、定期保険は終身保険よりも割安で大きな保障が得られるというメリットがあります。特約として定期保険を付加すると、定期保険、終身保険それぞれのメリットを組み合わせることができます。

定期保険の種類 わかりやすく解説

定期保険の種類の図版

逓減定期保険

一般的な定期保険は、更新や保険期間満了時まで保障額が一定ですが、逓減定期保険は加入時から少しずつ保障額が減ることが特徴です。一般的に子どもが生まれてから独立するまでに必要となる保障は、子どもの成長とともに徐々に少なくなってくるので、定額の保障のうち、後半の保障部分をカットしたようなイメージの保険です。逓減定期保険は、子どもの成長を考えると合理的な保険と言えるでしょう。

収入保障保険

収入保障保険は逓減定期保険の一つです。収入保障保険は年金形式で毎月保険金を受け取ることができるいう特徴があります(受け取りは、一時金を選択できるタイプもあります)。収入保障という名前ですが、基本的な保障は死亡時、高度障害状態になった時となります。

法人契約の場合

法人契約の経理処理では、定期保険の保険料は「定期保険料」として全額を損金算入できる設計も可能です。ただし、定期保険には解約返戻金がほとんどないため資産形成効果は期待できません。死亡保障を目的として加入する場合に有効となります。

長期平準定期保険と逓増定期保険

「長期平準定期保険」という定期保険もあります。保険期間が下記の条件を満たすものを長期平準定期保険と呼びます。
◆保険期間満了時の被保険者の年齢>70歳
◆(保険加入時の被保険者の年齢+保険期間×2)>105
長期平準定期保険の経理処理は保険料の半分が損金算入となり、資産形成効果の期待できる保険と言えます。
また、保障額が徐々に増えていく「逓増定期保険」というものもあります。こちらも長期平準定期保険同様の経理処理となり、保険料を損金に算入する設計ができます(二分の一損金、三分の一損金など、損金算入額は設計プランによって異なります)。いろいろな種類がある定期保険ですが、ライフプランに合わせた設計が可能なので、自分に合ったものを見つけると良いでしょう。
定期保険には様々な種類があることがおわかりいただけたかと思います。種類がわかったら、次はその上で、どのように定期保険を選ぶのかを見ていきましょう。下記に選び方のポイントをまとめましたのでご参考にしてみてください。定期保険の選び方のポイントとは?

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おさらい

  • 定期保険は、終身保険よりも保険料が割安で、大きな保障を得られることが特徴です。
  • 定期保険には、逓減定期保険、収入保障保険、長期平準定期保険、逓増定期保険等、様々な種類があります。
  • 種類が多い定期保険ですが、加入を検討する場合は特徴を理解した上で、自分や家族のライフプラン、目的に合わせたものを選びましょう。

(最終更新日 : 2021年1月6日)

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